レザークラフトで作業用手袋を自作

革手袋レザークラフト作品

自作の作業用手袋

今回は仕事で使う作業用の手袋を作成しました。作業用と言っても、特殊な使い方をするので、特定の指が摩擦で破れてしまいます。なので指の部分は分厚く丈夫な革を、それ以外の部分は作業のしやすさを考えて、薄く収縮性のある革を使用しました。また作業の際、着脱のしやすさも意識して、ファスナータイプにしてみました。

⒈型紙作成

本体表裏部分

1.まず自分の手を紙に書き写す

2.小指と薬指の部分を縫い代の分3ミリ大きくする

3.親指から薬指の付け根までをつなげる

小指〜薬指側面のマチ部分

⒈幅2センチ、長さ26センチの長方形を切り出す。(小指の外側から薬指までの長さですが、縫う時に調節出来る様に少し長めにしています)

2小指の先端部分を中心に幅が1cmになるよう細くする(セロテープや両面テープの円弧を利用するとちょうど良かった)

※薬指は縫う時に位置を決めるので現段階ではなにもしない

親指側面マチ部分

1.片方を2cm、もう一方を4cm、長さ12cmの台形を書き親指側のマチにする

親指と人差し指の股部分

⒈2cm×2cmの正方形を書く(画像は省略)

人差し指部分

1.幅2.3cm長さ11cmの長方形を書く

2.長方形の上2cmの部分を指の形にそって曲線を書く

3.長方形の上から2cmの部分を両サイドに2cm×5.5cmの長方形を書き足す

4.上記とは別に2.3×12cmの長方形を書く

5.長方形の上2cmの部分を指の形にそって曲線を書く

6.長方形の上から2cm下から3.5cmの部分に線を引き切り取る

中指部分

1.幅2.3cm長さ11cmの長方形を書く

2.長方形の上2cmの部分を指の形にそって曲線を書く

3.長方形の上から2cmの部分を両サイドに2cm×6cmの長方形を書き足す

4.上記とは別に2.3×12cmの長方形を書く

5.長方形の上2cmの部分を指の形にそって曲線を書く

6.長方形の上から2cm下から3cmの部分に線を引き切り取る

親指部分

1.幅2.3cm長さ11cmの長方形を書く

2.長方形の上2cmの部分を指の形にそって曲線を書く

3.長方形の上から2cmの部分を両サイドに2cm×4.5cmの長方形を書き足す

4.上記とは別に2.3×12cmの長方形を書く

5.長方形の上2cmの部分を指の形にそって曲線を書く

6.長方形の上から2cm下から4.5cmの部分に線を引き切り取る

2.革の切り出し

⒈本体表裏、マチ部分、親指・人差し指・中指の関節部分を薄い革で切り出す

2.上記以外の部分を分厚い革で切り出す

切り出した画像を撮っていなかったので、代わりに猫を🐱

穴あけ・縫製

1.ファスナーの端の処理を行い小指側のマチと縫い合わせる

2.ファスナーと本体の小指側を縫い合わせる

3.小指側からマチと本体を内縫いで合わせる

4.薬指の先端部分手前まできたら型紙の時と同じように薬指の先端を1cm幅に細くする

5.薬指の付け根まで縫えたらマチの余りを調節し縫い終わった指部分を表に返す

6.親指側面マチと本体を縫い合わせる

7.上記とは別に中指・人差し指・親指のパーツをそれぞれ縫い合わせる

8.本体と中指・人差し指・親指パーツの根本の位置を合わせバネホックをつける

9.親指と人差し指の股を繋げて完成

完成品

ブログにのせるのは今回が初めてですが、実際にはこれまでも何度も手袋を作ってきて失敗を繰り返してきました。

過去の経験から指が破れた場合、指の部分だけ取り替えれる様にする事にしました。

また、1番苦戦したのは人差し指・中指・親指のパーツで、分厚い革だけだと裏返せないし、薄い革だけだと、すぐに破れてしまう。

薬指とか小指の様な内縫いでも、摩擦で縫い目からほつれて穴が空いてしまう。

それを解決する為に、今回の様な分厚い革と薄い革の良い所を活かし、丈夫さと機動性を兼ね備えたデザインにしてみました。

細かい部分はまだまだ改善の余地はありますが、とりあえず完成したので、今回はここまで。

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