糸が針穴から抜けない最適な方法

レザークラフトの基本

レザークラフトでは2本の針を使いヒラ縫いしていくのが一般的かと思いますが、革を縫っている途中に糸が針から抜けてしまう問題ってありませんか?

一度針から糸が抜けると先端がほつれて再度穴に入れるのが難しくなるし、また付けたとしても糸が抜けやすくなっている為、同じ作業を繰り返さなければならなくなります。そこで今回は針の穴に糸を通す最適な方法を探していきたいと思います。

糸が針穴から抜ける原因とは?

まず、糸がどうすると針穴から抜けなくなり、なぜ糸が抜けるのか原因を特定しておかなければなりません。

私が今まで行っていたのは針穴に糸を通した後、通した糸に針を一度刺し、もう一方の糸を引っ張るという方法でした。

しかし、この方法だと縫っている最中に余りの糸がほつれた場合、次第に針穴から糸が抜けやすくなります。

そこで、書籍やサイトで紹介されている方法を調べてみると、下の写真の様に針を刺す回数が2回以上というのが一般的だと分かりました。

しかし、糸を手繰り寄せ引っ張ると下の写真の様になり、針から糸が抜けないのですが、余りの糸が長いので、少し勿体無い気がします。

そこでゆっくり糸を動かし観察してみると、重要なポイントは余りの糸を針穴の方向へ引っ張り抜き、下の写真の様な状態にしてからもう一方の糸を引っ張ると解けにくくなる事が分かりました。

糸が針穴から抜けない最適な方法

これまでの良いところを合わせると、最適な方法は針穴に通した部分を2回刺し、余りの部分を針穴の方向へ引っ張り抜き、2重の輪っかを作ってから、もう一方の糸を引っ張るというのが私の出した答えになります。

これで糸のロスもなく針から糸が抜ける事もほぼありません。(絶対とは言わないが簡単には抜けない)

もしあなたが針穴から糸が抜けて困っている様でしたらこの方法を一度試して見てください。


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