レザークラフトの定番財布は奥が深い
レザークラフトを初めて間もなくすると、必ずと言っていいほど財布に挑戦したくなってきませんか?
とはいえ、財布ってレザークラフト初心者が作るには難易度が比較的高いと言えます。もちろん本やネットで紹介されているような型紙を使えば、簡単に出来るものもあるかもしれません。
しかし、本を参考に作ってみたはいいけど、いざ使ってみると
「私が求めている財布はこれじゃない」
という事が多々あります。
そこで、オリジナルの財布を作りたくなってくるんですが、いざ設計をするとなると、難易度がぐっとあがってしまうのです。やはり、基本的な財布の形は先人たちが考え抜いて、1つの完成形として存在していることを改めて思い知らされます。
財布をうまく作れる様になるには?
私もこれまで幾度となくいろいろな形の財布を作ってきました。大きく分けると2つ折りの財布5個くらい、ロングウォレット10個くらい。すみません正確な数は覚えていません。((・・;))

すべて自分用に作ったんですが、なんでこんなにもたくさん作ってしまったかというと、どこかしら気に食わないところが出てくるからなんですね。
カードが上手く入らなかったり、革を何重にも重ねる必要があり穴を空けるのに失敗したり、ファスナーの取り付けで失敗したりと幾度も失敗を重ねてきました。
ところが、ある日いつもお世話になっている革屋さんに言われたことがあります。
「財布は100個くらい作ったらうまく作れる様になるよ」
って。
なるほど、まだまだ数が足りなかったんですね。目指せ100個!って事でこれからもいろいろな財布を作っていきたいです。
コンパクトな財布が欲しい
で、ここからが本題です。
私は20代の頃は2つ折りの財布を使っていたのですが、レザークラフトを初めてからロングウォレットにある種の憧れを持つ様になり、自作したロングウォレットをしばらく使っていました。

しかし、使ってみて思ったのが、プライベートで持ち歩くには大きすぎると言う事。女性であればバッグのなかにしまうのが一般的かもしれませんが、私は大抵ポケットに入れる事が多いです。
2つ折り財布であれば、ズボンの前ポケットに入れる事も出来るんですが、ロングウォレットだと、後ろポケット1択になるかと思います。
しかし、後ろポケットって、落とす可能性や盗難のリスクが高かったり、運転しようと座る時に邪魔だったり、何かと不便なんですよね。と言うことで、私にはロングウォレットは合いませんでした。
もちろん、ロングウォレットにもいいところはあります。2つ折りよりスペースがあるので、小銭が取りやすかったり、分厚くならないのでスマートに見えたり、お札を折り曲げなくてもいいので、お金を大切に使えたりします。
とはいえ、2019年10月から始まったキャッシュレス・消費者還元事業や2020年に大流行したコロナをきっかけにキャッシュレス決済の需要が高まり、お札や小銭の使用頻度が少なくなった様に感じます。
少なくなったとはいえ、キャッシュレスに対応していないスーパーや自販機があったりと、全く無くなる訳ではなくお札や小銭もやっぱり必要と言えます。
そこで今求められる財布はコンパクトながらもそこそこ収納力のある財布なのではないでしょうか?
いやこれは自分がほしいだけなのかもしれませんが…
クラウドファンディングで1000万集めた財布「ONE」とは
そんな時にネットで発見したのが、クラウドファンディングで、1000万以上応援購入された実績のあるインド産レザー財布【ONE】
この【ONE】には10のこだわりがあり
1.コイン収納(タンCap構造)
2.紙幣収納(折りたたむ必要なし)
3.カード収納(メインカードが取り出しやすい)
4.サイズ感(ポケットにすっと入る絶妙な大きさ)
5.収納量(ライフスタイルにマッチした最適量)
6.使い勝手(現金、カード、キャッシュレス、全シーン対応)
7.デザイン性(目を引くコンビカラー)
8.三年後の愛着(エイジングを感じられる加工)
9.細部へのこだわり(コバ処理、念引き、RFID対応)
10.生産工場、従業員の労働環境(サスティナブル(持続可能)な社会に貢献)
第3世代オールインワンウォレット「One」10のこだわり
文字にすると少し伝わりにくい部分もあるかもしれませんが、とにかく私が求めている機能を兼ね備えた財布だと思ったんです。
と言うことで、レザークラフターなる者、作ってみたいと思うのは自然な流れでして、商品紹介ページをもとに型紙をおこし作ってみました。

作ってみての感想
作ってみての感想ですが、このデザインにたどり着くまでに17ヶ月かかったそうで、シンプルながらも良く考えられた造りという印象です。
デメリットを挙げるとするなら
- 領収書等を入れるスペースがない
- 奥に入れたカードは少し取りにくい
- 小銭はロングウォレットに比べスペースが少ないので少し取りづらい
といった所もありますが、私が求めていたコンパクトでありながらそこそこ収納力もあり、機能性も十分兼ね備えた満足のいく財布だと感じました。
デザインとしてはシンプルなので、以外と簡単に作れるけど、やはりプロの作った本物とは完成度が違いすぎると言わざるを得ません。
寸法は大体こんな感じかなって作ったので、型紙も少し違うところがあります。カード入れの幅が狭いのか、馴染んでいないのか、とにかく硬い様な気がする。使っていくうちに柔らかくなるのだろうか(・ ̫・*)
クロムなめしだったり、念引きなどの道具が無かったり、特殊加工出来なかったりと多々違うところはありますが、それは今後の課題と言うことで次に活かしていきます。
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